函館 さっと観光

函館夜景 日々の記

ここを押さえれば、一泊または日帰りなど時間がなくても、函館観光を満喫できます。
もちろん、ゆっくり、時間があれば、函館にはたくさんの見るところがあります。
初めて函館を訪ね、良かったところ、見忘れた所を反省がてら、まとめてみます。

経由

前日、小樽泊でした。
午前中は、小樽観光し、お昼過ぎに、
JR函館駅からエアポートライナーにて、
途中、
JR札幌駅で降りて、札幌観光しました。
このため、
札幌・丘珠空港から、JAL便函館空港
に、17:00ぐらいに到着。
函館に一泊しました。

函館観光の必需品

函館観光は、小樽に比べると割と広範囲に
観光場所があります。

このため、
結構歩くことを覚悟しておいてください。
末広町エリアの坂は、かなりキツく長い
です。
(ちょっと、気が遠くなるほどです(汗))

できるだけ長時間歩いても疲れない靴
履いて行くことをオススメします。

移動には、バスや市電の路面電車が
あります。
路面電車の路線は充実しているので
路面電車での移動がオススメです。
路面電車の運賃は、¥250/回です。
しかし、何度も乗ったり、降りたりを
繰り返すと、結構な額になります。

そんな時に、オススメは、
紙版
市電1日乗車券 ¥600
市電・函館バス1日乗車券 ¥1,000
市電・函館バス2日乗車券 ¥1,700

スマホ版
スマホ市電・函館バス1日乗車券 ¥1,000
スマホ市電・函館バス2日乗車券 ¥1,700

スマホ市電1日乗車券 ¥600
スマホ市電24時間乗車券 ¥900
です。

違いは、その日だけ乗り放題か、
開始してから24時間乗り放題か

の違いです。

紙のチケットは、
市電車内で運転手さんから購入できますし、
販売店でも購入できます。
詳細は、函館市のホームページ
参照ください。

紙版は、
年・月・日をそれぞれ1ヶ所だけ
スクラッチ
してください。
2カ所以上スクラッチを開けると
無効となります
ので、注意ください。)

スマホ版は、
道南地域WEBアプリ ”DohNa!!”で購入
できます。

紙版スマホ版の乗り放題乗車券を利用
するには、
乗車する時は、
乗車チケットは取る必要ありません、
SUICA等ICカードリーダにタッチせず

乗車する。

スマホ市電24時間乗車券は、
一番最初に市電を利用開始する時に、
スタート時間入力を忘れずに設定
してください。
そこから、24時間有効になります。
最初に市電に乗車し、降車する直前を
スタート時間に設定することも可能ですが、
乗車前に設定しておいてください

降車する時に、紙または、スマホの
有効日付画面を運転手さんに見せるだけ
でOKです。

今回は、夕方に函館に着いたので、
24時間乗車券を購入し、
翌日、18:00まで有効に設定し、
翌日の出発直前まで利用できました。

いやぁ、
本当に函館の移動には、
路面電車を使うと観光には便利です。
便利な市電が乗り放題です。

函館観光

函館山からの夜景

函館山からの夜景

函館観光の一番有名な函館山からの
夜景は、間違いなく一度は見ておくべき
絶景
です。
定番では、
ロープウェイで函館山に上がりますが、
ロープウェイ駅は、
函館駅前から市電に乗り、十字街で降車、
ロープウェイ山麓駅まで、
約500mほど坂道を上がります。

ただ、
私の場合、残念なことにロープウェイが、
2022年9月25日〜2022年11月13日まで
秋期定期整備点検のため、運休中
でした。
代替えは、
函館駅前のバスターミナルから、
函館山行きバスが運行されています。
10分〜20分間隔で出ているので安心です。

大体、薄暮〜夜景を見に行かれる方が
多いため、16:00ぐらいから20:00
ぐらいが、混雑時間
です。

もちろん、当日の天気にもよります。
函館山頂上からのライブカメラ
をWEBで公開しているので、
視界状況を確認することができます

バスしかなかったので、
展望台側の下りのバスが激混みでした。
夜景を楽しんだ人たちが、混雑時には
ざっと100人近く、列を作っていました


バスは、混雑時には10分間隔で上がってくる
ので、1台に50名近く詰め込まれ、
1台バスを待てば乗れました。

ただ、
先頭にいないと席がなくなり、
立ったまま降りることになります。
山のワインディングは厳しく、
大型バスに大きく振られながら
山道を降りて行くので、
車酔いになりやすいです。

座って降りたいのであれば、
案内の人に、
次のバスで行きますと言えば
次のバスの先頭にしてくれます


ロープウェイが営業中ならば、
行きは、
ベイエリア観光して、
十字街から徒歩で坂を上がり、
ロープウェイ山麓駅から、山頂へ。

帰りは、
バスで函館駅まで直接帰る。

というのが効率良いですが、
ロープウェイからの夜景も素晴らしいのと
登山バスでのワインディングなしで、
降りて来れることを考えると、
往復ロープウェイも良いと思います。

ハイシーズンには、登山道が渋滞する
様です。

私の場合、登山バスしかなかったので、
かなり混雑している時間でしたが、
函館駅前のバスに、18:00に乗って、
函館山の夜景を30分ぐらい見て、
函館駅前のバス停に戻ったのは、
20:00過ぎぐらいでした。
約2時間半弱かかりました。

朝市

函館朝市は、
多くの魚介類を販売しており、発送もできる
ので、お土産にできます。
函館駅から徒歩5分です。
イカ釣り体験や、
海鮮の食事もできるので、朝食、昼食に
良い
です。
営業時間は、夏期 4:0014:00過ぎ
冬期 5:0014:00過ぎ
お店によって異なるようです。

食事やお土産購入がなければ、雰囲気を
楽しめば良いと思います。
20分ぐらいあれば、一通り見て歩けます
(途中で、お店のお兄さんから
”買って行って”、”安いよ”と
何人からも声がかかります。)

ふれあいイカ広場 青函連絡船記念館摩周丸

ふれあいイカ広場 青函連絡船記念館摩周丸

函館駅西口から函館朝市の脇を進むと、
湾岸沿いに、摩周丸が見えます。
イカモニュメントが、ポツンとある広場
ですが、海が見えて、人気も少なく、
何か、落ち着いた函館な感じがします。

ここは、
1988年(昭和63年)に、
青函連絡船が終航するまで、
函館桟橋として使用されていたそうです。

ちょっと、散歩にいかがですか。

【末広町エリア】

金森赤レンガ倉庫群

市電函館駅前から、函館どつく前行に乗り、
十字街で下車。
谷地頭行きでも、十字街は止まります。
末広町には、谷地頭行になります。
函館どつく前、って何かと思ったら、
ドック前ということだったようです。)

函館観光の定番です。
赤レンガ倉庫が立ち並んでおり、
中は、ショッピングモールになっており、
雑貨屋、お土産、食材、カフェが
入っています。
特に興味なければ、
中はさっとみれば十分です。
ここも、所要時間は、30分ぐらいです。

【元町エリア】

ここは、その前後にどこを観光するかにより
ルートが異なります。
(1)元町エリア散策して、函館山の夜景
市電末広町下車→基坂
旧函館区公会堂教会群
ロープウェイ前
(2)赤レンガ倉庫を見て、元町エリア散策
市電十字街赤レンガ倉庫
二十間坂教会群旧函館区公会堂
基坂→市電末広町
(3)元町エリア散策して、赤レンガ倉庫群
市電末広町下車→基坂
旧函館区公会堂教会群
赤レンガ倉庫
市電十字街

歩き回るだけで、1時間はかかります。

ペリー提督記念碑

1854年(安政元年)、5隻の艦船を率いて
来航したペリー提督の像

旧イギリス領事館

1913年(大正2年)〜1934年(昭和9年)
まで、イギリス領事館として使われていた。
開港記念館として、一般公開している。
営業時間は、9:0019:00
(11月〜3月は、17:00閉館)
入場料は、¥300

ティールーム ヴィクトリアンローズ
有名で、イギリスから取り寄せた調度品の
カフェで、店内から中庭が見られます。
落ち着いた雰囲気で、
坂道に疲れた体を癒してくれます


営業時間は、10:0015:30
16:00閉店です。

元町公園

かつては、道南行政の中心地であり、
箱館奉行所などがあったところが
元町公園一帯となっている。

旧函館区公会堂

元町エリアの目玉である、
旧函館区公会堂は、1907年(明治40年)
焼失後、1910年(明治43年)再建。
内部の装飾は、豪華な洋風作りで、
当時の栄華を極めた装飾がなされている。
国の重要文化財に指定されている。

営業時間は、9:0019:00
(11月〜3月は、17:00閉館)
入場料は、¥300
年末年始及び館内整理日は、休日

教会群

カトリック元町教会

この聖堂は1907年(明治40年)に全焼し、
その後レンガ造りで再建したが、
1921年(大正10年)に再び焼失に遭った。
その後、
焼け残った煉瓦をモルタル補修し、
高さ33mの大鐘楼を増築。
1923年(大正12年)に完成した。
大鐘楼のてっぺんの風見鶏が有名です。

見学時間は、10:0016:00
(土曜・日曜日は、12:00 〜 )

函館聖ハリストス正教会

残念ながら、2022年12月中旬まで
聖堂保存修理工事のため、工事シート
に覆われ、内部拝観もできない
ようです。
2023年年明けには、美しく補修された
聖堂が見学できるようになります。

ローマ・カトリック教会
プロテスタント諸教会に並ぶ、
キリスト教の一つの教派である
ロシア正教の教会です。

函館聖ヨハネ教会

最初の教会は1878年(明治11年)、
基坂の麓に建造された。
度重なる焼失により移転を余儀なくされ、
現在の聖堂は、
1979年(昭和54年)11月完成。
中世ヨーロッパ教会にならった工法を用い、
近代的なデザイン
となっています。

内部は、開館している、
5月2日~11月3日の期間中、
予約すれば見学可能


休館日は、11月4日5月1日

五稜郭

函館観光のメインは、五稜郭です。
市電で、函館駅前から、五稜郭公園前で下車。
徒歩15分
結構歩きます。
まずは、五稜郭タワーに登り、上から全体を
見るのがオススメです。

それから、中の箱館奉行所を見に行くのが
良いと思います。
ここだけ見れば、十分と思います

全周を散歩することもできますが、
かなりの距離です。
サイクリングしている人も多いです。
自転車レンタルし、サイクリングするのも
気持ち良いかもしれません。

元々、
ペリー来航により、幕府は、元町の
箱館奉行所で外国人との交渉を考えたが、
市街地に近いこと、艦船から砲撃されやすい
などにより、
防衛上の観点から、内陸地に
箱館奉行所を移転させることにした。

新奉行所は、フランス軍人のアドバイスを
受け、武田斐三郎が独自の工夫を入れて
設計した。
1857年(安政4年)着工し、
1864年(元治元年)箱館山山麓の旧役所を
移転し、箱館御役所(箱館奉行所)とした。

当時、場所が、柳野と呼ばれていたので、
柳野城という別名があった。

その後、明治維新が起こり、
旧幕府軍五稜郭を占拠し、立て篭もったが
結局、明治新政府に全滅させられ、
箱館戦争は、終戦となる。
土方歳三は、銃撃を受け絶命。
榎本武揚は、降伏し東京へ送還されるも、
北海道開拓使を任ぜられ、その後、
出世し、明治政府の要職を歴任し、
大臣にまでなり、日本の発展に尽力した。

日本を思い戦った、多くの将兵と、
五稜郭の歴史を思い浮かべながら、
五稜郭タワーの上から眺めることができる
のは、平和だからなのだと思います。

五稜郭タワー
営業時間は、9:0018:00
展望料金は、大人 ¥900
中・高校生 ¥680
小学生 ¥450

1Fは、土産物売り場となっています。
エレベーターは、展望階に上がる途中に
照明が暗くなり、人物像が浮かび上がる
演出
となっています。

まとめ

宿泊場所をもう少し考えればよかったと
反省します。
湯の川温泉に宿泊しましたが、
温泉街で良いホテルではあるものの、
市街へのアクセスがちょっと遠い。

元町近辺か、函館駅周辺のホテルの方が
移動が楽だと思います。

宿泊する場合は、
観光プランに合わせて考えた方が良いです。

元町の教会群など、できればじっくり
見たかったですが、坂道がきつく、
歩き疲れてくるので、
見たい気持ちが失せてしまいます

金森赤レンガ倉庫群でも、歩き回る
ことを考えると、できるだけ、
情報を仕入れて、どこに行くかを
効率よく計画した方が良い
です。
かなり、脚にきます(汗)

やはり、
函館観光は、見どころが多いことと、
観光場所が散らばっているため、
短時間で、サッと観光する場合は、
どこかの観光を端折る必要があります。

多分、元町エリアが一番時間を取られる
思います。
時間を節約するためには、ここを
効率よく観光する必要
があります。

できれば、
一泊以上してじっくり観光する方が良い
と思います。

本当に、函館は、
綺麗で、ロマン溢れる街です。
絶対に、また来たくなる街です。