Windows11を旧PCにインストールしたものの、メインのデスクトップPCが、作ってから9年たっていることに気がつきました。今は、普通につか分には特に性能含め困ってはいないのですが、そろそろ、組直す時期であるように思いますので、年末を目標に、これから作るならこの構成だ!!と言う組合わせを考えてみます。
現在のシステム構成
CPU : Intel Corei7 4790K
グラボ:Palit nVidea GeForce GTX-960
メモリ:16GB
ストレージ:SSD256GB + 8GB HDD
電源:650Wブロンズ
このシステムで、資料作成したり、
ビジネス系アプリ実行は問題ありません。
動画編集したり、写真加工はしません。
Mystや、Obduction系のゲームが好き
ですがスペックはギリギリでした。
特に、問題はありませんでした。
Cyan社の次のリリース予定
新作アドベンチャーゲーム
Firmamentは、4K環境で快適な動作するには
今のスペックでは、難しいのでは?と思います。
やはり、
目指すは、ミドル・ゲーミングPCかなと
思います。
時代は進んだ
Windowsも、Windows10から11に移り、
Interlコアも、第4世代から、もうすぐ
第13世代も発表されています。
ストレージも、HDD→SSD→M.2 SSDに
移ってきています。
M2.SSDも、データ転送のPCIe規格が、
概算で
Gen3:シーケンシャルリード 3,200MB/s
シーケンシャルライト 3,400MB/s
Gen4:シーケンシャルリード 7,300MB/s
シーケンシャルライト 6,400MB/s
Gen5:シーケンシャルリード 10,000MB/s
シーケンシャルライト 9.500MB/s
と進化しています。
(製品により異なります)
Gen3→Gen5では、約3倍のデータ転送速度
になっています。
しかも、ここ最近、半導体不足から脱却し
作りすぎによるもの余りで、
価格がかなり安くなっています。
Curucial製 Gen3 1TB
Crucial P2 1TB 3D NAND NVMe PCIe M.2 SSD【5年保証】CT1000P2SSD8 企業向けバルク品 宅配便送料無料 あす楽対応 価格:8,450円 |
SPD製 Gen4 1TB
価格:10,850円 |
ゲームをするにしても、要求性能の最低
スペックを下回るか、ギリギリの性能に
なりました。
そろそろ、次世代の性能にアップデート
する時期だろうと思っています。
ただ、
積極的にアップデートすべきかを悩んで
いるのも事実です。
ちょっと前までは、
PlayStation5を買えば、高性能PCと
変わらないだろう、と思っていました。
しかし、
最近のCPU性能、グラフィック性能の
格段の進歩を見ると、
PS5の方が価格は安いですが、
性能面は、すでにPCの方が進化し凌駕していると
思います。
PS5設計時点では、最新でも、
今では、2世代前のスペックとなりつつ
あります。
一方で、
PCスペックは、今も進化し続けています。
これから作るならば、スペックは?
最近は、ノートPCも性能が上がり、
デスクトップPCと遜色なくなってきました。
ただ、
カスタマイズおよび、アップデートを
考えると、デスクトップPCで良いと
思います。
私の用途では、
外に持ち出して使うこともないです。
と言うことで、
デスクトップPCを、アップデートする
ことにしました。
どうせ作るならば、また、
数年は耐えられる性能を有していること。
コストは、できるだけ抑える。
とすると、
CPUアップデート、
CPUを替えると言うことは、
マザーボードも交換する必要がある。
また、
グラフィックボードも取替える必要が
あリます。
とりあえず、ストレージは、
当面、現状の256GBのSSDを流用しておき、
どこかで、M.2 SSDに後から切替える
こととします。
先に述べましたように、
PCIeの規格も、Gen5に移行し始めており、
Gen5対応を考慮しておく必要があります。
全ては、
マザーボードが対応しているかどうかの問題
になります。
このため、
マザーボードに価格比重をかけておき、
できるだけ最新の規格に対応したモデル
にしておけば、
後々、最新規格が値下がりした時、
パーツ交換ができるようになります。
マザーボードの選択が一番重要であると
考えます。
後々、マザーボードを交換する方法も
ありますが、CPUの世代により、ピン数が
異なってきます。
このため、
マザーボード交換は、CPU交換も含む
ことになり、かなりのコストアップに
なる可能性があります。
CPUは?
CPUの選択は、悩みどころです。
Intelにするか、AMDにするか?
AMDは、
最新のRyzen 7000シリーズを発表した
ばかりです。
性能が良いとの高評価ですが、
出たばかりで、値段が高いです。
Intelも、遅れて、
最新の第13世代Core iシリーズを発表し
ました。
スペック的には、
Intelならば、
Core i5でも十分なのですが、
できれば、Core i7にしておきたい。
しばらく、13世代も高値安定ですので、
値段が下がるであろう12世代を検討します。
最低価格は、5万円を切ってきました。
AMDは、
やはり、新製品の7000シリーズ性能が
良いように思えますが、
最近のAMD Ryzenシリーズは、
高くなっています。
出たばかりと言うこともありますが、
6.4万円近くします。
と言うことで、
Intel Core i5 13400F
(内蔵グラフィックなし版。
グラフィックボード前提)
価格:30,380円 |
Intel Core i7 12700F
(内蔵グラフィックなし版。
グラフィックボード前提)
価格:46,280円 |
Intel Core i7 13700F
(内蔵グラフィックなし版。
グラフィックボード前提)
Intel 第13世代CPU RPL-S Core i7-13700F 16/24 5.20GHz 6/7xxChipset Gfxなし 価格:51,800円 |
ついでに言うと、
Intel Core i7 13700KF
(内蔵グラフィックなしの
クロックアップ可能版。)
普通の人は、Kモデル(クロックアップ可能版)
でなくても良いと思います。
マザーボードも、Zシリーズが必要です。
Intel 第13世代CPU RPL-S Core i7-13700KF 16/24 3.4GHz 7xxChipset Gfxなし 価格:56,779円 |
当然、
CPUをAMD Ryzenにすると、
マザーボードも変わってきます。
RyzenアーキテクチャSocket AM4は共通の
ため、CPUコアをアップグレードしても、
マザーボードを使い回しできていました。
最新のRyzen 7000シリーズから、
新アーキテクチャである、Socket AM5に
変更されてたため、AM4の旧アーキテクチャ
と互換性がなくなった。
メモリーもDDR5対応となっているため、
メモリー価格も高くなっています。
AM5対応のマザーボードも、
30,000円〜40,000円です。
AMD Ryzenにすることも検討したいですが、
今は、
Intel Core i7で一旦検討しています。
マザーボードは?
昔、安いマザーボードを買って、不安定
で、何度もフリーズした経験があります。
それ以来、
マザーボードは、多少高くても電源系の
しっかりしたものを選択するようにして
います。
12世代 Intel Core iシリーズを選択した
ので、マザーボードのチップセットは、
600シリーズとなります。
チップセットは、IntelやAMDなどの
CPUメーカーが設計製造しており、
CPUとメモリーやグラフィックボード、
ストレージやキーボードなどの
周辺機器との間で、データのやり取り
や、各機器管理を行う橋渡しチップです。
600シリーズも、
廉価のH610から、
B660、H670、Z690と高性能
になります。
B:エントリー/ビジネスモデル、
ポート数など上位グレードより
削減された廉価版モデル
H:ハイパフォーマンスモデル、
フルスペックのZシリーズから
オーバークロック機能を外した
モデル
Z:ハイエンドモデル
最上位のフルスペックモデル
1文字目:6は、第6世代を表す
2文字目:グレードを表す
3文字目:共通
グレードの違いは、
CPUのオーバークロック可否、
PCI Expressのレーン分割数、
USB3.0の本数
等違いがあります。
フォームファクターは、
ケースのサイズに合わせた
マザーボードのサイズです。
今回は、ATXのマザーボードを
入替えるので、ATXで検討します。
VRM(電圧レギュレータモジュール)
が一番重要だと考えます。
CPU周りは、電力消費が激しいです。
CPUやメモリに安定的に電圧を供給する
ことで、CPUの温度上昇を防ぎ、
高温になることでのCPU強制性能低下
を防ぐことで、安定動作を得られます。
簡単に言うと、
この数が多いことで、
電圧を分散し、安定電流を供給できます。
廉価版で、VRM:6個〜
ミドル版で、VRMは、8個〜
ハイエンド版で、VRMは、10個〜
のイメージです。
これらを踏まえて、
候補となるマザーボードは、
DDR4対応のマザーボードで考えると、
Z690シリーズ
GIGABITE
Z690 UD DDR4
(VRM:16+1+2)
2.5G Ether
がオンボードで搭載されています。
DDR4対応
GIGABYTE Z690 UD DDR4 (Z690 1700 ATX) 価格:28,480円 |
ASUS
TUF GAMING Z690-PLUS D4
(VRM:14+1)
2.5G Ether
がオンボードで搭載されています。
DDR4対応
ASUS TUF GAMING B660-PLUS WIFI D4 Intel 第12世代Coreプロセッサー対応 B660チップセット搭載ATXマザーボード 価格:27,455円 |
MSI
PRO Z690-A DDR4
(VRM:14+1+1)
¥26,980
2.5G Ether
がオンボードで搭載されています。
DDR4対応
MSI PRO Z690-A DDR4 (Z690 1700 ATX) 価格:27,880円 |
ASRock
Z690 Steel Legend
(VRM:13)
2.5G Ether
がオンボードで搭載されています。
DDR4対応
ASRock Z690 Steel Legend (Z690 1700 ATX) 価格:29,480円 |
同じモデルでも、DDR5対応になると
+5,000円ぐらい価格が上がります。
これからを考えると、DDR5対応は
しておいた方が良いと考えます。
と言うところですが、3万円近くします。
スペック的には、どれも十分な機能を
持ったマザーボードです。
Zシリーズは、クロックアップモデルのため、
一般的には、
Hシリーズか、Bシリーズが良いと思います。
H670シリーズ
ASUS
TUF GAMING H670-PRO WIFI D4
(VRM:14+1)
2.5G Etherと
WiFi(IEEE902.11a/b/g/n/ac/ax)対応
がオンボードで搭載されています。
DDR5対応
2.5G Etherと
WiFi(IEEE902.11a/b/g/n/ac/ax)対応
がオンボードで搭載されています。
ASUS TUF GAMING H670-PRO WIFI D4 Intel 第12世代Coreプロセッサー対応 H670チップセット搭載ATXマザーボード 価格:25,980円 |
B660シリーズ
ASRock
B660 Steel Legend(VRM:9)
DDR4対応
2.5G Etherと
がオンボードで搭載されています。
価格:20,559円 |
個人的には、B660のマザーボードで良いと
考えますが、やはりVRMフェース数は気に
して選択する方が良いです。
予算的に余裕があれば、
H670を検討してみるのはいかがでしょうか。
ここら辺は、値段見合いで、安くなった
高機能なマザーボードを検討したいと
思います。
グラフィックボード
PCを変更する一番の要因は、
ゲーム性能の向上です。
このため、
性能が高いグラフィックボードを
搭載したいです。
ここでも、
Nvidia GeForceシリーズか、
AMD Radeonシリーズ
が候補となります。
CPUを、Intel Core iにすると、
やはり、Nvidia GeForeceシリーズ
の方が、整合性が良さそうです。
そこで、候補は、
Nvidia RTX-3000シリーズが良さ
そうです。
RTX-4000シリーズも発売されましたが、
当面、値段が高いと思うので、
現世代(もうすぐ旧世代)の
3000シリーズが値段下がってくれたら
買いかなと思います。
その中で、
3070か、できれば、3080シリーズ
が欲しいですが、値段が高いです。
ざっくり、
3060シリーズは、5万円台〜
3070シリーズは、7万円台〜
3080シリーズは、10万円を超えてきます。
さらに、
4070シリーズは、13万円台〜
4080シリーズは、20万円台〜
4090シリーズは、30万円となります。
RTX-3070シリーズの値段が、
5万円近くになったら購入検討します。
検討した構成
ベースモデル構成
CPU:Intel Core i5 13400F 3万円
マザーボード:H670シリーズ 2.5万円
メモリー:DDR4 16GB 0.7万円
ストレージ:M.2.SSD 1TB 1万円
グラフィックボード:RTX-3060 5万円
電源:850W 80PLUS Gold 1万円
マザーボード:
は、
ASUS
TUF GAMING H670-PRO WIFI D4
:2.5万円
グラフィックボード:
MSI
GeForce RTX3060 VENTUS 2X 12G OC
:5万円
で合計13万円構成となります。
ゲーミングモデル構成
グラフィック性能をもう少し上げて、
GTX4070Ti 12万円に変更したいと考えます。
さらに、
メモリーとSSDの値段が下がっていることを
考えると、
DDR4 32GB 約1万円
M.2.SSD 2TB 約2万円
電源 約1万円
に増強したいと考えます。
これにより、
約12万円アップとなり、
合計25万円コースとなります。
新生活セールとG.W.のセールが落ち着き、
夏のボーナスセールまでに
どこまで価格が
下がるか不透明ですが、
安売りはあると考えます。
あくまで、
既存の自作PCのアップデートを前提と
していますので、
全部作り直しすると、
CPUクーラー、ケース、ストレージ、
筐体ファンなど
別途必要になります。
ケースを何にするかによりますが、
CPUクーラー:DEELCOOL AK400
DEEPCOOL AK400 R-AK400-BKNNMN-G-1 価格:2,900円 |
ケース:Thermaltake Versa H26
Versa H26 Black /w casefan CA-1J5-00M1WN-01 価格:6,480円 |
電源:850W 玄人志向 KRPW-GA850W/90+
価格:14,606円 |
電源は、グラフィックスボード強化のため、
850Wとしていますが、650Wでも良いかも
しれません。
650Wならば、7,000円〜12,000円となります。
これに加え、
CPUとCPUクーラーの間に塗る、
CPU放熱グリース 800円、
ケースに追加する、ケースファン 800円 x 3
(フロントx2、背面x1)
の追加がいります。
(背面は、ケース付属の場合もありますが)
最近は、上面部にもファンを設置できるので、
上部ファンに、+2個〜3個追加になります。
さらに、筐体内をRGBで光らせたい場合は、
ファンもRGB対応にする必要があります。
この構成ならば、
水冷ファンにする必要はないと考えますが、
好みで水冷ファンを導入しても良いと
思います。
もちろん、導入するためには、ケースが
対応している必要がありますので、
ケース選択も考慮しておく必要があります。
合計で、
+2〜3万円上乗せが必要となります。
全部で、
12万円のベースモデルならば、
ゲームPC エントリーモデル
(4Kでゲームは厳しい程度)
25万円のゲーミングモデルならば、
ほとんどのゲームが快適に動作し、
動画編集、動画配信が可能であり、
これからのChatGPTやStable Diffusionなど
AIの進化にも対応できるので、
Microsoftのcopilotを用いたビジネス文書作成
にも追従できる性能と考えます。
AIを使用する場合は、グラフィック性能より、
CPU性能が必要になります。
現時点では、ベースモデルの性能でも
十分な性能と思いますが、
今後数年先に向けたCPU性能の増強と考えます。
間違いなく、
エッジAIのための性能が必要となる時が
すぐそこにきていると思います。
その時は、
最新のCPUに換えれば良いだけですが。。。
これからも、価格変動をウォッチして
いきたいと思います。