iOS16 アップデートちょっと待って！！

iOS16.4がリリースされました。iOS16.1の時は、よくお使いのアプリが、iOS16に対応または、アプリメーカのiOS16対応がアナウンスされるまでアップデートは待つべきと言いましたが、iOS16.2でも大きな機能追加がされました。今回16.4は、細かな機能アップ、不具合とセキュリティーが修正がされています。すぐにでもアップデートしたくなりますが、アップデート前に、ちょっと待ってください。
アップデートをする前に、残りの容量を確認して準備万端にして、アップデートを実行してください。
空き容量が不足していると、アップデートが失敗し、最悪、立ち上がらなくなる可能性もあります。
そのため、アップデート前には、必ずフルバックアップをとっておくべきです。

iOS16.4アップデート
いつアップデートするのが良いのか？
現時点でのiOS16不具合
iOS16.X.Xにアップデートする前に
【旧バージョン】iOS16.3 アップデート内容
【旧バージョン】iOS16.2 アップデート内容
【旧バージョン】iOS16.0 アップデート内容

iOS16.4アップデート

詳細は、Appleソフトウェアアップデート
をご参照ください。

絵文字の追加

２１文字の絵文字を追加。
一般的には、あまり使わない。
新しい絵文字を使用した場合、
受信する相手側もiOS16.4にアップデート
されていないと、絵文字は、”？”で表示
されるようです。

Safari以外のブラウザからでもプッシュ通知を受け取れる

Safariの共有→ホーム画面に追加により
追加明日ウェッブサイトからプッシュ通知を
受け取れるようになっていましたが、
設定→通知から、
他のウェッブブラウザからでも
Web Appをホーム画面に追加でき、
プッシュ通知を受け取れるようになりました。
ただし、
プッシュ通知はユーザが許可した場合のみ
受信となります。

セルラー通信時の音声分離

LINE電話での通話時にコントロールセンター
から周囲のノイズを軽減する声を分離できる
機能がありましたが、
セルラー音声通話時も、コントロールセンター
からマイクモードをタップすれば、
声の分離ができるようになった。

iCloud共有写真ライブラリの重複項目抽出

写真アプリで、重複写真や動画を抽出できて
いましたが、iCloud共有写真ライブラリにも
今回、適用されました。

Child Safety

ファミリー共有で子供のアカウントを管理
している場合、
子供のiPhoneに裸の写真を受信すると、
警告を発する機能です。

設定→Apple ID→ファミリー共有→
任意の子アカウント→スクリーンタイム→
コミュニケーションの安全性

を設定すると、
写真にボカシを入れた上で、
写真をタップすると子供側に警告を発し、
親のiPhoneに通知を受けることができます。

不具合修正と調整

不具合修正は、
・子供から保護者への承認と購入リクエスト
　が通知されない修正
・Matterと互換のあるサーモスタットを
　Homeとペアリングする際に、
　サーモスタットが反応しなくなる修正
・iPhone14/14 Proの衝突自己検出の最適化

セキュリティアップデート

プライバシーデータの墨消しの改善
アプリがカーネル権限で任意のコードを
実行できる可能性の修正
ユーザがファイルシステムの保護部分に
アクセスできる可能性の修正
など、セキュリティの修正を行なっています。
詳しくは、
Appleセキュリティアップデートについて
を参照ください。

セキュリティだけを考えても、
最新アップデートを実行しておくことを
お勧めします。

いつアップデートするのが良いのか？

メジャーアップデートではいつものこと
ですが、大型機能アップデートされます。

一方で、
最新OSにアプリが対応できていない可能性、
セキュリティーが弱くなっている可能性、
バグがある可能性がある可能性、
があります。

とすると、
使用頻度の高いアプリの新OS対応を確認し、

各アプリの
アップデータがリリースされてから
OSのアップデートを行うのが良いです。

あるいは、
修正版の
iOS16.2.1以降がリリースされてから
インストールを行うのでも良いです。

修正版には、不具合修正とセキュリティー
修正が含まれ、より安全になっています。

バッテリー消費・発熱の問題は、
メジャーアップデートすると内部構成
変更を時間をかけて処理するための
ようで、
しばらくはバッテリー消費が多くなる
ようです。
処理が終了すると、通常のバッテリー
消費に落ち着くと思います。）

一番多用しているアプリのiOS16対応
状況を確認しておくのが良いです。

普通に使用する分には、今の所
問題なく使えています。

iOS16.2.1以降のアップデートならば
大きな問題は少ないと思います。

あくまで、各自の使い方で判断されるのが
良いと思います。

現時点でのiOS16不具合

音ゲー関連で、不具合
3本指操作が必要なアプリは問題？
iOS16.1で修正済み。

Safariで、パスワードを自動生成すると
フリーズする不具合
iOS16.1で修正済み。

iOS16にして、アプリのアップデートを
行うと、”エラーが発生しました”との
メッセージが出て、
~~アプリのアップデートが行えない不具合~~
現在、問題なくできるようになっている
とのこと、Appleのサーバの問題だった
様です。

アクセシビリティ機能Assitive Touch
の位置が固定され、移動できない不具合
設定アプリから再度、設定ONし直せば
直ることもある様です。

バッテリーの消耗が激しい問題
キーボードのフォースフィードバックを
ONにすると、
バッテリー消費が大きくなる不具合。
当面、
キーボードのフォースフィードバックは、
OFFにして使用しないようにするしか
ないです。
メジャーアップデートではいつものこと
で、その後のアップデートで修正され
ます。

フル画像で視聴する場合、アプリに
より全画面表示にならない、
画面が回転しない不具合
iOS16.1で修正済み。

iPhone13でiOS16.1にアップデート
すると画面が緑色になる問題
どうすることもできず、
修理が必要になるらしいです。
初期化して、バックアップを戻すしか
手がないようです。

くれぐれも、
アップデート前には、
フルバックアップを必ずとりましょう。

その手間を惜しんだ結果、
修理代、数万円は痛いと思います。

iOS16.X.Xにアップデートする前に

どのアップデートでも言えることですが、
特にメジャーアップデートをする時は、
フルバックアップを取っておくべきです。
少しの手間で、
時間や、大切なデータ、高い出費が
抑えられます。

iCloudやパソコンにフルバックアップを取ること

LINEは、別にバックアップできるので、
アプリ毎にバックアップできるものは、
クラウドや、別メディアにバックアップして
おくのが良いです。

アプリによっては、iPhone本体にしか
データを保存しないものもあるため、
よく使っているアプリは、データが
どこに保存されているかを確認しておく
必要があります。

その上で、
フルバックアップも取っておけば、
安心です。

【参考】
バックアップする方法は、
公式Appleサポートサイトに、
iPhoneのバックアップ方法
が記載されています。
これを参考にバックアップしてください。

iPhone側の空き容量を確認すること

アップデートには、作業用の領域をかなり
使います。
ダウンロードしたアップデーター容量は、
数GB近くになります。
実際のアップデート作業するのには、
さらに数GBの領域を必要としますので、
最低でも、5GBで、
できれば、10GBは
空き容量がある方が良いです。

再充電して、100%充電にしてから行うこと

再起動し直してから行うこと

WiFiに接続し直すこと

これをアップデート前にしておくことで、
絶対ではないですが、
かなり高い確率で不具合のない
アップデートできる思います。

最悪アップデートがうまくいかなかった
場合は、
バックアップで元に戻すことができます。

【旧バージョン】iOS16.3 アップデート内容

iCloudの高度なデータ保護機能

iCloudのバックアップ、メモ、写真など
データ種類を23種類に増やし、クラウド
データの高度な暗号化によりデータ漏洩
が起きても内容を保護できるようにした。

ただし、
この機能を使用するためには、
Apple ID専用のセキュリティーキーを作成
し、2ファクタ認証が必要になります。
このため、
物理キー（専用USBメモリ）を準備する必要が
あります。
専用USBメモリは、NFC対応でだいたい
8,000円〜10,000円ぐらいします。

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もし、この物理キーを無くしたり、忘れたり
すると、Appleは、このキーを管理しないため
専門家でも復旧は不可能となります。
二度とデータ復旧できなくなります。
そこまでして、データ内容を守りたい人は
限られていると思います。
iCloudの強固なセキュリティーは、
一般ユーザは今のところ、使用しない方が良い
と考えます。
もう少し、こなれてから、
再度、使用の検討をするほうがよいです。

iOS16.3にアップデートしても、
iCloud設定から、強固なセキュリティをONに
しないと、有効になりませんから、安心です。

新型HomePod（第2世代）対応

緊急SOSでの意図しない緊急通報防止

サイドボタンと音量の上下どちらかを一緒に
長押しし、離した時に通報されるように変更した。

フリーボード　アプリの修正

Apple Pencilや指により描画したときに
筆線が共有ボードに表示されない問題を修正。
ただし、
iPhoneでは、Apple Pencil使えないし、
指で書くことも少ないので、どちらかというと
iPad OS向けの修正と思われます。

不具合対応

・ロック画面が壁紙が全面黒になる問題を修正
・iPhone14 Pro Maxのスリープ解除時に横線
　が出ることを修正
・Siriがミュージックのリクエストに正しく
　応答できない問題を修正
・CarPlayのSiriへのリクエストが正しく認識
　されない問題を修正

【旧バージョン】iOS16.2 アップデート内容

詳細は、
アップル公式のiOS16.2リリースノート
に記載されていますが、

フリーボード

今回のアップデートの目玉機能です。
自由に使える、ホワイトボードアプリです。
ファイル、画像、付箋紙を貼り付け可能
で、手書き文字、スケッチも書けます。
ネットワークを介して、同じボードに、
複数人でリアルタイム共同作業できます。
iPadでも、Macからでも使えます。

Apple Music Sing

Apple Music内の曲で、歌詞を表示したり
ボーカル音量調整し、デュエットできる
カラオケ機能が追加された。

常時表示時のウィジェット表示（iPhone14Proシリーズのみ）

iPhone14Pro/Pro Maxのみで、
”常に画面オン”になっている場合、
壁紙や通知を非表示にできる。
睡眠ウィジェットで、睡眠データの
確認できる。
服薬ウィジェットは、リンマインダー
表示できる。

Game CenterでのSherePlay対応

マルチプレイのアプリは、SharePlay
に対応し、FaceTimeで通話しながらの
プレイが可能になった。

AirDropの設定変更

対象設定の”すべての人”は、10分に制限
されました。
知らないユーザからの不要なアクセスに
対処するためです。

ホーム　アプリのアップデート

新しいアーキテクチャになったとのこと。
スマートホーム制御の性能、効率、信頼を
向上とのことです。

その他　不具合修正

5G携帯電話会社追加。
天気予報アプリに、Appleニュース追加。
メッセージアプリの写真検索の改善。

Advanced Data Protection（日本未対応）

メッセージや写真、メモ、リマインダーを
iCloudに、データ保存する場合の暗号化を、
より高度な暗号化に変更した。
iOS16.2までは、米国ユーザのみが対象でしたが、
iOS16.3で日本も利用可能になりました。
これが、
iCloudの高度なセキュリティー機能です。

【旧バージョン】iOS16.0 アップデート内容

今年もiPhone14シリーズ発売とともに
iOSのアップデートが公開されました。
主な変更点は以下の項目です。

ロック画面のカスタマイズ

ロック画面とホーム画面はペアで設定。
iOS15でもロック画面／ホーム画面に
写真など設定は可能でした。
今回、iOS16では、これに加え
３箇所の設定が可能になりました。

日付けウィジェット

日付け＋カレンダーイベントや
日付け＋カロリー消費、
日付け＋天気
が選べる。

時計のフォント

８種類から選択
カラーは壁紙設定により変更可能

ウィジェット

バッテリー、天気、など
今のところ純正のアプリ情報のみ
ですが、表示することができる。

４コマ分設定できるが、
準備されているウィジェットは、
２コマと１コマであるため、
２コマを配置すると、
もう１つ２コマを配置するか、
２個の１コマを配置することに
なる。

今後、
３rdパーティー製のウィジェットが
対応してくれば、設定が増えていく
と思われます。

ロック画面

写真、
ピープル、
写真シャッフル、
絵文字、
天気、
アストロノミー、
カラー
という７カテゴリから選択できます。

写真・ピープル・写真シャッフル

写真

自然光、
スタジオ、
白黒、
カラー背景、
デュオトーン、
カラーウォッシュ
の６種類のエフェクトを付けられる。
時計フォントもエフェクトに合わせ
変更される。

ピープル

人物写真が優先され選択表示される
（人物でない写真も選択可）。
適用エフェクトは、
自然光、
白黒、
デュオトーン（２色カラー）、
カラーウォッシュ（１色カラー）
の４種類になる。
時計フォントもエフェクトに合わせ
変更される。

写真シャッフル

好みの写真を複数選択し、ランダムに
ロック画面に設定した頻度で
シャッフル表示することが可能。

シャッフルの頻度の設定は、
毎日、
1時間ごと、
ロック時、
タップ時
から選択できる。

被写体深度エフェクト

写真を選択した場合、前景と背景を判断し、
写真の一部が時計表示を覆い隠し
写真が前面に出ることで、
奥行きを錯覚させる機能です。
ただし、
選択した写真、または時計表示フォント
により、設定できない場合もある。

絵文字

最大６種るの絵文字を
グリッド小、
グリッド中、
グリッド大、
リング、
スパイラル
の５種類のパターン設定できる。
背景は、グラデーション単色設定となる。

天気

現在地の天気情報をもとに、
リアルタイムな天気を
アニメーション表示してくれる。

アストロノミー

地球、
地球の拡大、
月、
月の拡大、
太陽系
の５種類から選択できる。

カラー

指定したカラーに
バイブラント、
トーン、
ディープ、
ヴェイパー、
ブライト、
ソリッド
の６種類のグラデーションカラーを表示
できる。

バッテリー残量の数値表示

やっと、バッテリー残量表示を
数値表示できるようになりました。

ただ、
残念ながら数値表示にすると、
バッテリー背景は塗り潰されフル表示
になる。
Appleならばもう少し上手く数値表示
できたのではと思います。

写真の長押しで切り取り

写真の一部を長押しすることで、
その部分を自動で切り抜きしてくれる。
長押ししたままで、
別のアプリを開いて、貼り付けが可能。

タイマーアプリ実行中ロック画面にタイマー表示

iOS15までは、タイマーアプリ実行中に
ロック画面になると、ロックを解除して
確認していたが、
ロック画面に実行状態を表示できるように
なった。

横向きでもFaceIDで顔認証ロック解除

iOS15までは、横向きで使用中にロック
した時に、一旦、縦にしてFaceIDで解除
する必要があった。
今回、横向きのままでFaceID解除が可能
になった。

メッセージの時間指定送信／送信後編集／送信後取り消し機能

メッセージの時間指定送信はできていたが、
送信済み内容の編集／削除が可能になった。

ただし、
相手先のiPhoneもiOS16にアップデート
されている必要がある。

音声入力のアップデート

テキスト音声入力の精度がよくなりました。
音声ボタンを押して、音声認識中に、
キーボード入力併用が可能。

メモ帳で通貨表示すると自動レート換算計算

テキスト中に、”$”、”€”などの貨幣と値を
記載すると、自動的に”￥”にレート変換し、
ポップアップ表示してくれる。
ポップアップ内のレート変換された値は、
コピー可能。

メモ帳のパスロック可能

メモ帳のメモにパスワード設定できるよう
になった。
個別のメモをパスロックすることで
他人に見られなくできる。

写真の中の日本語認識

カメラで撮影した日本語の部分をテキスト
認識し、コピー選択できるようになった。

カメラ翻訳機能

カメラで撮影した外国語の部分を認識し、
日本語翻訳し、翻訳内容をコピー選択
できる。

スクリーンショットを写真ライブラリに保存せずアプリ利用可能

スクリーショットは、写真ライブラリに
保存格納する必要があった。
iOS16からスクリーンショットを撮った
時に、”保存せず削除”を選択できるように
なった。

写真の重複削除機能

写真ライブラリーから写真の重複を
自動検出して”重複項目”として重複枚数
として表示する。

ただし、
再検出に時間がかかり、iOS16に
アップデートしてから、数時間以上
かかるとありますが、
ライブラリーの写真枚数に依存するようで
もっと時間がかかるようです。
項目表示されるまで、気長に待ちましょう。

非表示写真フォルダのパスロック機能

非表示フォルダにパスロックがかけられる
ようになった。

削除写真フォルダのパスロック機能

削除フォルダにパスロックがかけられる
ようになった。

連絡先の重複削除機能

写真と同じく重複した連絡先を自動検出し、
iPhone上の重複する連絡先をマージできる。
連絡先アプリから、
”全ての連絡先”を選択すると、
自動的に連絡先の重複がチェックされ、
”n件の重複が見つかりました”
”重複項目を表示”
のメニューが表示される。
”重複項目を表示”をタップすると、
重複した連絡先一覧が表示される。
”統合”するか、”無視”するか選択できる。

空間オーディオのパーソナルカスタマイズ

空間オーディオは、Apple Musicで使えて
いたが、
iOS16では、個人ごとに頭の形、耳の形を
カメラスキャンし、人それぞれに合った
空間オーディオで視聴できる。

ただし、
対応しているiPhoneは、
TrueDepthカメラが必要なため、
iPhoneX以上となる。
対応のデバイスは、
Air Pods3
Air Pods Pro
Air Pods Pro2
Air Pods Max
Beats

パーソナライズされた空間オーディオの
プロファイルはユーザーのApple IDに
関連づけて保存される。
一度、プロファイルが作成されると、
同じApple IDで共有される。
AppleTVでも使用可能となる。

10月のiPad OSのアップデートで、
iPadも使えるようになると思われる。

eSIM転送機能

マップのナビに経由地を設定可能

ミュージック再生時ロック画面にアートワーク表示

キャプチャ認証（CAPTCHA）回避

キャプチャ認証(CAPTCHA)は、
セキュリティ確認のために、信号機や
横断歩道などの画像をタップしたり、
歪んだ文字列を識別することで、
パスワード解析ボットでなく、
人間であることを確認する。

iOS16では、
サポートされているアプリや
Webサイトで
キャプチャ認証(CAPTCHA)を回避
できる自動検証機能が追加された。