非Windows11対象の旧PCへの大型アップデート

デバイスの使い方 デバイス

最新の大型アップデート22H2)では、システム要件TPM2.0とセキュアブート)を満たさないと、アップデートできなくなりました。すでに、非対象の旧PCにWindows11をインストールしていれば、やり方は変わりませんが、今回、初Windows11にアップデートする場合、簡単にアップデートする方法をまとめます。

WIndows11推奨システム要件の確認

対象PCがWindows11アップデートの
システム要件を満たしているか確認する。
マイクロソフトのサイトから、
Windows PC正常性チェック アプリ
をダウンロードして、実行し、確認して
ください。

システム要件を満たしている場合

エラーなく、インストール可能の場合、
【スタート】
【設定】
【更新とセキュリティ】
【Windows Update】
【更新プログラムのチェック】
の順に選択し、インストール開始。

システム要件を満たしていない場合

そのままアップデータをダウンロードして、
インストールを実行しても、
インストール準備中に、システム要件の
確認チェックが行われ、インストールが
キャンセルされてしまいます。

そのような場合、
以下の方法を用いることで、
システム要件を満たしていないPCでも、
Windows11インストール可能になります。

非対象PCへのインストール

3つ方法があります。
簡単な2つと、
ちょっとレベルの高い1つの方法です。

これらの作業を行うが場合、
自己責任で実行されるようお願いします
また、
環境により表示さる画面やメッセージ、
症状は異なる場合があります。

【方法1】ツールを使う方法 確実な方法

ツールを使って、システム要件チェック
を回避して、インストールする方法です。

実績もある無料ツール ”Rufus”です。
現時点、最新バージョンは、3.20です。

このアプリは、
起動可能なUSBフラッシュメモリを作成
したり、
フォーマットするソフトウェアです。

この、”Rufus“を使うことで、
WIndows11のISOイメージを読込み、
システム要件チェックを回避にした
起動可能なUSBドライブを作成して
くれます。

準備するもの

Windows11のISOイメージファイル

マイクロソフトの
Windows11ソフトウェアのダウンロードサイト
から、ダウンロードする。

Windows11 ディスクイメージ(ISO)
をダウンロードする

ダウンロード” ボタンを押す。
ダウンロード選択プルダウンメニューから、
Windows11 (multi-edition ISO)”選択、
言語をひとつ選択”から、フルダウンで、
日本語”を選択し、
確認”ボタンを押す。

Windows11 日本語と書かれた下の
64-bit ダウンロード”ボタンを押して、
ダウンロードする。

Rufusアプリのダウンロード

下記公式サイトからダウンロードできます。

”Rufus”ダウンロード

USBメモリ

8GB以上のUSBメモリーが必要です。
Rufus”で起動ディスク作成を実行すると
USBメモリは、初期化されるため、
USBメモリに入っている既存のファイルは、
削除
されます。

インストール手順

Rufusで作成した、
Windows11アップデートISOイメージ
USBメモリをPCにさし、再起動する。

このとき、BIOS設定で、起動順番を
一番最初に、USBデバイスに設定
しておく
ことを忘れないようにしてください。

内蔵SSD/HDDが優先されていると、
通常起動になってしまいます。
今後のことを考えて、
USBデバイスを最優先で起動する
設定しておけば良いか
と思います。
(外付けUSBドライブを常時使用している
場合は、一旦USBドライブを外して、
今回だけUSBメモリから起動するように、
BIOS設定を切替えて、
後で、再度、設定を戻してください。)

ファイル一覧が表示され、
Setup”アプリをダブルクリックして実行。

Windows11のインストール画面が表示、
下にある、
セットアップでの更新プログラムの
ダウンロード方法の変更

をクリックする。

更新プログラム、ドライバ、オプション機能
の入手画面が表示され、
更新プログラム、ドライバー、オプション
機能をダウンロードする(推奨)
今は実行しない
2つの選択肢が表示されている。

ここで、(推奨)ではなく、
今は実行しない”を選択すること。

次へ
PCをチェックしています画面が、一瞬でるが
適用される通知とライセンス条項の画面に
切替わる。

同意する
を選択する。

インストールの準備作業が開始される。
インストールに必要な作業を開始しています

インストール準備完了
このとき、
Windows11をインストール”と
個人用ファイルとアプリを引き継ぐ
にチェックが入っていることを確認。

チェックが入っていない場合、
引き継ぐものを変更”をクリックして、
個人用ファイルとアプリを引き継ぐ”選択。

これを選択しないと、
個人設定ファイル、インストール済みアプリ
が削除され、初期状態になる


次へ
インストール準備完了で問題なければ、
インストール”をクリックすると、
約20分程度、USBからファイルを読み込み
インストールの準備を実行開始する。
(PC性能によって異なりますので、
目安と考えてください。)
進行度合いは、%表示される。

100%になり、
最初の再起動されるタイミングで
USBメモリは、抜いてください
抜かないと、
PCの設定によりますが、
再度、USBからの起動になります。
(私のPCは、第一優先はUSBデバイスから
の起動を設定している。)

3回りブートされると、
ログイン画面→ピンコード入力
で、最終設定が始まります。
これには数分かかります
PCをコンセントに接続して電源を入れた
ままにしておいてください

私のPCで合計、約30分でインストール完了
しました。
(PC性能によって異なりますので、
目安と考えてください。)

マイクロソフトストアアプリの
ライブラリ”から、
更新とダウンロードの、
更新プログラムを取得する”をチェックし、
各アプリやライブラリのアップデートを
確認してください。
(私の場合、14個ぐらいアップデートされ
ましたが、インストールされているアプリ
数などで違ってきます。)

これで、最新のWindows11(22H2)
なりました。

【方法2】最も簡単な方法

この方法は、システム要件を記載した
ファイルの中身を消してしまうことで、
回避する方法です。

一つのファイルの中身を全選択し、削除、
上書き保存するだけ
ですので、
最も簡単です。

Windows11のISOイメージをダウンロード
するのは、【方法1】と同じです。

ダウンロードしたWIndows11のISOファイル
をダブルクリックすると、
ファイル一覧が表示されます。
ISOイメージは、マウントされた状態です。

このファイルの中から、
sources”フォルダーをダブルクリックし、
フォルダー内ファイル一覧を表示させます。
その中から、

appraiserres.dll

というファイルを見つけ、
右クリックすると、
メニューが出るので、
プログラムから開く”を選択。

システム ファイル(.dll)を開こうとしています
というポップアップが出るので、
左下の、
アプリを表示”をクリックする。
このファイルを開く方法を選んでください
というメニューリストが出るので、
メモ帳”アプリ
をクリックして選択します。
右下の”OK”ボタンを押す。

そうすると、
メモ帳アプリで、
ファイルの中身が表示されます。
16進数データをテキスト表示しているため、
訳のわからない表示になっています。

メモ帳”アプリの、メニューにある
編集”→
すべて選択
することで、
ファイルの中身すべて選択している状態に
なります。

そして、再度、メニューから
編集”→
削除
を選択して、
今、選択したものを全て削除します。

これにより、
ファイルの中身は何もなくなりました

メニューの
ファイル”→
保存
にて、上書き保存します。

これで終了です。

ひとつ上の階層に戻り、
Setup”実行ファイルをダブルクリックし、
インストールを開始します。

インストールの流れは、
【方法1】のインストール手順と全く同じです。

【方法3】レジストリーを編集 上級者向け

マイクロソフトの公式サポートの
Windows11をインストールする方法”の
サイトには、
お勧めできませんと記載されていますが、
Windows11をインストールする他の方法
として、

警告: 

  • Windows 11 の最小システム要件 を満たしていないデバイスに Windows 11 をインストールすることは推奨されません。 これらの要件を満たしていないデバイスに Windows 11 をインストールすると、リスクを確認して理解 したこととみなされ、次のレジストリ キーの値を作成して、TPM 2.0 (少なくとも TPM 1.2 が必要) のチェック、CPU ファミリ、CPU モデルをバイパスできます。
  • レジストリ キー: HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\MoSetup
  • 名前: AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU
  • 種類: REG_DWORD
  • 値: 1
  • レジストリ エディターなどを使用してレジストリを誤って変更すると、重大な問題が発生する場合があります。 これらの問題により、オペレーティング システムの再インストールが必要になる場合があります。 Microsoft では、このような問題の解決に関しては保証できません。 レジストリの変更は各自の責任で行ってください。
https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11-%E3%82%92%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95-e0edbbfb-cfc5-4011-868b-2ce77ac7c70e

とあります。
レジストリーエディタを用いる作業であり、
マイクロソフト社の提言もあるため、
オススメはしません

結論

編集作業が伴うと、ミスが起きる可能性が
あるため、
ツールを使用した方が、確実だと思います。

どの方法で、アップデートするかは、
人それぞれだと思います。

どれも、正式なマイクロソフト社の
Windows11インストール方法でないため、
各自の自己責任で行なってください

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