書籍を電子化して本棚から無くそう!

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本が家のスペースを占領してませんか。この際、本を電子化して本棚のスペース効率を上げませんか?
私も自分で自炊も考えましたが、手間と品質を考えたら、自炊代行電子書籍化サービスを利用するのが一番効率良いです。
電子化してしまえば、いつでも、どこでも、PCでもスマホでもタブレットでも読むことができます。
サーバに置いておけば、全ての蔵書を持ち歩くこともできるのです。

私は、代行電子書籍化サービスを利用して、400冊の蔵書を全て電子化して、好きな時に本を読むこともできますし、アプリを使えば、読み上げすることも可能です。本棚も無くすことができ、部屋のレイアウトがスッキリしました。
著作権を守った上で、購入した本を電子化して、デジタル本棚に移行しましょう。

私の場合

数年前になりますが、引っ越しにより、
部屋のレイアウト上本棚が置けなくなり、
全ての本を本棚に入れることができなく
なりました。

このため、引っ越ししたまま長いこと、
段ボールに本を入れっぱなしになって
いました。

と言っても、段ボールも場所を取るため
置き場所に困っていました。

ブックオフとかに売ってしまおうかとも
思ったのですが、二束三文で気に入った
本を売るのも気が引けていました。

また、
売る本と残す本を分けなければならず
結局、段ボールを開けて、分類しなければ
ならず、さらに、残す本をどこにおくかも
考える必要があります。

その時に考えたのが、ならば電子化して
しまえば、場所を取らなくてすむ!!

そこで、電子化するために何が必要か
調べてみました。

自炊(自分で書籍をスキャンして電子データ化する)

最初に考えたのは、自炊して本を電子化する
ことでした。
そのために、準備するものは、
(1)スキャナー
(2)裁断機
(3)カッター・定規・カッターマット

スキャナー

スキャナーは、各社から出ています。
一番有名なのが、
富士通のScan Snap
他に、
キヤノン、
エプソン、
ブラザーなど
からも、販売されています。
どれも、大体4万円5万円ぐらいです。

スキャナの問題は、
本の原紙の読み込みのため紙送りを何度も
行うと、紙送りするローラーに紙のカス
ついてきて、紙送りが滑り、紙送りでズレ、
スキャンエラーとなることです。

大体、ローラー部はゴムでできているため
清掃する必要があります。
場合によっては、消耗品ですので、
ローラー部の交換が必要となることも
あります。

特に、マンガなどに使われているザラ紙を
何枚も読み込むと、ローラーに汚れ
がつきます。
紙質を考慮しながら、スキャンする必要が
あります。

裁断機

問題は、裁断機です。
大型になると、400枚(800ページ)を
一度に裁断できるものもあります。

ただ、厚くなると、裁断時の切断ズレ
発生し、スキャンした時にデータ
曲りや、斜めになるという斜行が発生
しやすくなったります。

裁断機は、大きく分けて
ディスクカッターブレード型
2種類あります。

ディスクカッター

比較的、安価で、軽量、コンパクトです。

軽量・コンパクトなため、置き場所を
選びません。

円形のディスク刃が回転しながら、紙を
切断する方式のカッターです。

ただ、
一度に切れる枚数は、50枚程度のため、
背表紙から何度か分割して切断する必要
があります。

安いディスクカッターもありますが、
切断枚数が10枚となるため、自炊効率が
悪くなります。

だいたい、300〜500回の切断で、切れ味
が落ちるので、刃の交換が必要です。

ディスクカッターの替え刃は、安価のため
手間はかかりますが、コストは下がります。

ブレード型裁断機

とにかく重いです。高価です。

安全面含め、切断歪みが出ないように、
がっしりした作りとなっています。

一度に150枚(300ページ)
〜550枚(1100ページ)の
業務用もあります。

だいたい、2000回の切断作業で、切れ味
が落ちるので、刃の交換も必要です。

替刃も、ディスクに比べ、高価になります。
4,000円〜約30,000円近くします。

なおかつ、
刃を受ける受木の交換も必要です。
受木と替刃のセットもあるようです。

本格的に何冊も自炊をする場合には、
効率を考えると、この大型ブレード裁断機
の購入が必要となりますが、
コストパーフォーマンスは悪いです。

重いし、場所も取るので、しまっておく
場所も考えて購入する必要があります。

購入でなく、レンタルすることもできます

レンタルする場合は、(送料別)

2日:約5,000円
10日:約10,000円


ぐらいですので、
一度に本を裁断してしまえば
コストパーフォーマンスは良いと思います。
返却してしまえば、
しまっておく場所は考えなくてすみますし、
消耗品交換もいりません。

自炊のコスト効率検討

自炊をしようとすると、スキャナと裁断機を
準備する必要があり、その購入コストだけで
7万円〜8万円近い出費が必要です。
替刃等の消耗品まで入れると、
+2万円ぐらいかかります。
合計で、約10万円は必要と思います。

仮にこれらを揃えたとしても、
実際の自炊作業で、
400冊分の裁断をやった上に、
スキャナで連続読み取りさせる必要があり、
読み込みエラーがあると、読み直しを
処理をすることを考えると、
あまりに、コストと手間がかかり
自分で自炊することを断念しました。

自炊代行サービス

調べたら、自炊代行サービス業者は、
結構あります。
1冊あたり、大体200円〜ぐらいです。
400冊だと、単純計算で、8万円ぐらいです。
機器を揃えた場合に比べ、
安く電子書籍化でき、
しかも、
自分の作業の手間が大幅に削減できるため、
コストパーフォーマンスが良いと思います。

サービスの流れ

電子化したい蔵書の冊数で、サービス業者を
決める

ホームページからID登録し、申込み、支払い

対象の本を、指定住所に送付

サービス業社に本が届き、電子化作業開始
数日〜数週間(業者、オプションで異なる)

電子化終了後、通知があり電子化データを
ダウンロード可能

自分の端末にダウンロードして、読書可能

というのが、大体の流れになります。

オプションによって、

(1)作成期間の短縮
(2)表紙の追加
(3)本のタイトルをファイル名に変更
通常、ファイル名は変換日時が入った
りした、業者ごとのデフォルトの
シリアル名称が付きます。
この名称を、本のタイトル+作者名
のファイル名称
に変更するオプション
(4)OCR化
通常のPDF化は、全体が画像のように
なっているため、文字個別の識別が
できません。
これを、文字として認識できるにし、
文字検索が可能になるオプション
(5)プレミアム会員(月額制)
プレミアム会員になると、月額料金を
とられますが、冊あたりの料金が
割安になり、その金額で50冊/月 分
優先的に処理され、短日程での納品
となります。

たくさんの本を電子化依頼したい
お考えの方は、
依頼したい本を処理する期間だけ
プレミアム会員になっておく
のが良いと思います。

【注意点】著者によっては、電子化不許可の場合がある

著者によっては、電子化を許可していない
ことがあります。
依頼する本の作者およびタイトルが、
対象か確認した上で代行サービスに送付
した方が良いです。
サービス業社も、スキャン前に確認して
もらえますが、不許可な本の場合、
返却されるため、無駄な送料と時間を
使うことになります。

スキャンを拒否している作家さんを
まとめてくれているスキャンピーさんなど
のサイトもあります。

最新のスキャン対象外作家一覧

有名な漫画家が多く、
名探偵コナン”や、”こち亀”、”ジョジョ
ゴルゴ13”など、有名作品、作家が不許可
となっています。

また、
スキャン済みの本を別の人が依頼した場合、
処理作業せず、データのみ納入していた業者
も過去にあり、問題になった経緯もあります。

このため、
サービス業者側も、
原本が別人の手に渡たらない様にし、
再度、スキャン、電子化されない様に、
廃棄処理を確実に実施し、

スキャン済のデータ管理もしっかりする
企業努力をしてきたと思います。

もちろん、
購入した本は、購入者の所有物であるため、
裁断済の本を返却してくれる業者もあります。

どちらが良いかは、
利用される方の判断ですが、
不正に第三者に電子化されない管理
をしっかりしているサービス業者を利用する
のが良いと思います。

とにかく、
作家が、不許可としている本は
電子化できません

自炊代行サービス業社比較

一時期、著作権の問題でサービス業社の
淘汰がありましたが、最近は、DXに向け
企業内の既存資料電子化ビジネス需要も
増えており、しっかりとしたサービス業者
が増えているように思います。

その分、サービス内容が分かりにくいので
個人利用で蔵書を自炊サービスする場合の
コストを比較してみました。

サービス名基本料金ファイル
名変更
表紙
スキャン
OCR
処理
オプション
(*)
付1冊料金
スキャンピー80円
/300ページ
0円
標準に含む
50円80円210円
BOOK SCAN100円
/350ページ
50円0円
標準に含む
100円250円
電子書籍化
サービス24HR
410円
/500ページ
0円
標準に含む
0円
標準に含む
0円
標準に含む
410円
10冊以上、
20営業日納品
snap book100円
/350ページ
50円50円100円300円
電シカ君 in 関西100円
/350ページ
80円50円180円410円
Jet-scan200円
/250ページ
0円
標準に含む
0円
標準に含む
100円300円
金額は、税別価格
(*)オプションの条件は、
基本料金+ファイル名変更+表紙スキャン+OCRの価格
サービス名メディア納品書籍返却 備 考
スキャンピーDVD-R
800円/1注文
リサイクル基本料金は白黒価格
ページ数無制限

+フルカラー
+表紙
+OCR
+ファイル名
パック

210円(21冊以上)
首都圏100冊以上

集荷サービス(有料)
BOOK SCANDVD-R
3,000円/1注文
1TB HDD

13,500円
溶融廃棄プレミアム会員は全込
200円/冊
チューニングラボで、

iPhoneやAndroid、
kindleなど

約130種類デバイスに
合わせた調整対応。
納品後、無料で・

何度でも利用可。
電子書籍化
サービス24HR
USBメモリ納品可
メモリはユーザ用意、
納品手数料

2,000円
廃棄ゴールド会員の場合、
表紙

+本文
+タイトル入力
+OCR精度アップ
5日の早め納品:210円
ゆっくり納品:150円
snap bookDVD-R
1,000円/1注文
HDD

無料
返却作業代
1,000円
送料着払い
電シカ君 in 関西DVD-R
980円/1注文
Blu-Ray

1,980円
110円/冊
送料着払い
カバー+背表紙
80円
カバー+背表紙+帯

100円
帯のみ

50円
Jet-scanDVD-R
1,364円/1注文
USBメモリ

1,800円〜
返却可45日以上ゆったり納期は、
基本料10%引、

180円
ハードカバー表紙は、

手作業で+500円
裁断加工のみも可

100円
金額は、税別価格

結論 著作権は守りましょう

サービス業社を比較してみましたが、
それぞれの業者ともしっかりサービス
されていると思います。

私は、以前、
Book Scanを利用させてもらいました。

400冊を電子化するため、
プレミアム会員になり、
約10,000円/月で、50冊/月
(実際には、350ページを超えている
本もあり、2冊分になったことも
ありました。)

大体、
200円/冊ぐらいで電子化できました。
それでも、合計8万円近くかかりました。

Book Scanは、しっかりしたサービスを
していて、
iPadとか、Kindleへの最適化変換も無料で
できるので、利用して、非常に良かった
思っています。

今回調べてみた結果、
個人で、少ない冊数で利用するならば、
スキャンビーも良さそうに思います。

あくまで、
個人で購入した本をデジタル化
するための方法です。

著者の著作権を遵守しなければなりません

これを参考に、
それぞれに合った業者を選び、
電子化し、本棚から本をなくしましょう。
かなりのスペースを有効に使える様に
なりますよ。