連載が開始され、20年以上立ち、まだ、連載中の癒し系ファンタジーアニメです。絵も綺麗で、昔懐かしい里山の景色と、妖との共存を描いています。確かに、懐かしさと日本の心を綺麗に描いた大人気のアニメです。ただ、連載中にも関わらず、ストーリーに謎が多く、解明されず連載継続中なのが不思議です。それが、人気の秘密なのかもしれません。
人気アニメ”夏目友人帳”とは?
緑川ゆき先生の原作で、2003年から連載中
の癒しホラー系ファンタジーアニメであり、
最新刊となる29巻は、2023年1月4日に
発売予定です。
高校生である夏目貴志と妖(あやかし)
”斑(まだら)”の人間界での仮の姿である、
ニャンコ先生とが、様々な妖と交流する
ことで、人間として成長してゆく、
古き良き日本人の心に響くストーリーと
なっています。
あらすじ
小さい頃から、妖が見えることで、
普通の見えない人からすると、
変な人、嘘つきなどと呼ばれ、
人間不信で育っていた。
しかも、両親が他界しているため、
親戚筋に預けられていた。
しかし、
一緒に生活すると妖に襲われ、
親戚には見えないため、
一人で騒いでいる夏目は、親戚から
不気味がられ、親戚筋を転々と、
たらい回しにされていた。
ある日、森の中で、祠の結界を破って
しまう。
封じられた祠の妖である、
”斑(まだら)”を解き放ってしまう。
”斑”との会話で、夏目には、
最強な妖力を持った祖母”レイコ”がいた
ことを知る。
しかも、
そのレイコは、強い妖力で妖と戦い、
勝ったら妖の名前を書かせ、
友人帳に綴じるて、妖を配下にしていた。
ただ、
レイコには、妖を従えるつもりはなく、
妖との暇つぶし程度の交流だった。
妖は、人間との時間の流れが違うため、
レイコによく似た孫の夏目を探し出しては、
名前を返してもらおうとしたり、
友人帳を奪おうと襲ったりしてきた。
友人帳を奪えば、そこに名前を書かれた妖
は、全て配下にして召喚し、命令することができる。
斑と交渉し、夏目が死んだら譲ることを
条件に、用心棒になってもらうことになる。
そして、
斑の人間界での仮の姿である、
ニャンコ先生と一緒に妖との争いの日々が始まった。
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ストーリーで解明されていないこと
Netflixでシーズン7まで見ました。
すごく良いアニメだと思いますが、
何点かストーリーで明かされていない謎が
あります。
原作のコミック全ては読んでないので、
アニメ版での謎です。
ひょっとすると、コミック版ではすでに
語られている謎があるかもしれません。
レイコはなぜ亡くなったのか?
作中では、ある日、レイコは若くして木の下
で亡くなっていたと、言っています。
貴志の母親である娘を出産後のことらしく、
産後の弱った体で、妖と戦った結果
だったのかもしれません。
レイコの子供(夏目の母親)の父親(祖父)は?
さらに、人付き合いが下手なレイコが、
人間相手に心を許し、子供を産むことが
本作ストーリーでは、解明されていない。
ただ、
変わった人に会った。
木に登ったら危ないとか、外を出歩くなとか、
男のくせに小うるさい。
どこか他の町に住んでいて、
ふらっとこの町にやってくる。
時々、七辻屋のお饅頭を買ってくれる、
とのこと。
レイコが人間の男だと言っているので、
妖ではないと思えます。
しかし、
レイコさえも見破れない妖だった可能性も
あります。
目の悪いお婆さんを、レイコが助けたことが
ありましたが、レイコは、お婆さんが人間
だと思って、嬉しくて話していました。
ある日、お婆さんが自分の家に招待して
くれたのが、祠だったので、そこで初めて
お婆さんが神様だったことを知ったという
くだりがあります。
レイコでも、悪意を持たない妖が人間に
化ていると、妖とはわからないことがある
様です。
とすると、
父親(祖父)は、妖だったのでは?
とも思います。
夏目が、強い妖力を受け継いだのも納得できます。
一方で
夏目を見た、式だった青龍に、
以前、
同じような面影を見たことがある
と言われる。
当初、
祖母のレイコのことだと思っていたが、
青龍から男の祓い屋だった言われ、
祖父?なのかもと思ってしまう。
勝手に強引に結びつけると、
レイコに話しかけた”男”は、
祓い屋で、青龍の会った男と同一人物だった
のかもしれません。
とすると、
この人こそが、祖父だった
と考えるのが一番スッキリします。
ただ、
その後、どうして祖父はいなくなって
しまったかは、不明です。
夏目の母親はなぜ亡くなった?
夏目を産んですぐ亡くなった
とだけ聞かされています。
他には、
両親の写真を持っていて、懐かしさから
父親と小さい頃に住んでいた家を探します。
父親との思い出を思い出しますが、
母親のことは覚えていない。
仕方ないことです。
祖母のレイコも、娘(夏目の母親)を産んで
すぐ、亡くなっている。
夏目の母親も、夏目を産んですぐ亡くなった。
これは、偶然ですかね?
そもそも、
夏目の母親に妖力はあったのか?
そのことは、語られていません。
語られてないということは、母親には妖力が
なかったのではないかと思います。
ひょっとすると、何らかの呪術がかけられて
いるのかもしれません。(妄想ですが)
夏目にもかかっている?
斑(ニャンコ先生)は、なぜ夏目のボディーガードをするのか?
最上級の妖である斑ならば、
夏目から友人帳を取り上げるのは簡単なはずです。
なのに、夏目を守ることにする、というか
最初から、
夏目を見守るために、結界を破らせた
とも考えられます。
また、
斑ならば、簡単な結界など、いつでも
破れたのではないか?
とも思えます。
斑は、レイコのことも知っている。
レイコに対して憎しみはなさそう。
そして、友人帳に名前はない。
とすると、勝手な妄想ですが、
レイコに勝ったのは、斑だったかも。
産後で体力の落ちた体で、斑と戦いで
死なせてしまった負い目がある?
だから、
自ら封印して篭ってしまった。
そこへ、レイコと同じ匂いを持つ
夏目が通りかかり、結界を破らせた?
確かに、
斑が封印された理由は語られていない。
ただ、
本編で語られている、
レイコと妖の勝負の内容は、
本気の戦いでなく、あっち向いてホイとか、
木のてっぺんにある、柿を取ったほうが勝ち
など、
他愛もない競争だったみたいです。
(負けを認める妖も妖ですが。。。)
命を燃やす戦いをした結果、
初めて負けたということですかね。
子供を守るために戦ったのかもしれません。
とすると、
レイコを倒した妖がいるはずですが。
もっと、妄想すると、
斑自身が、レイコの夫だったという可能性です。
とすると、
斑は、夏目の祖父となります。
それも、良いとは思えますが、
何か違う感はします。
もしくは、
相手の妖からレイコを守ろうとしたが、
子供だけしか助けられなかったとか。。。
どちらも、本編では何も語られていません。
なぜ、斑は、レイコとの勝負を拒んだのか?
本編では、
斑は、レイコが何度も会いに来て、
毎回戦いを挑まれたが、断っていた、
と言っています。
それと、
友人帳の名前の返し方を知っていて、
夏目に教えたりしている。
斑は、レイコのそばにずっといたのでは?
夏目を守っているように、レイコも守って
いたのではないか?
ひょっとすると、
夏目家に妖力の強いものが現れると、
過去からずっと守っていた守護神の様な存在ではないかと妄想します。
レイコの時は、そばにいるが話しかけず、
ただ見守っていただけではないか?
かもしれません。
友人帳の存在を教え、
妖に名前を返すことを、レイコから依頼されていた?
それを、強い力を持つ孫に託した?
守護神だから、主人と戦うことはない。
式(式神)の様な存在かもしれません。
本作では、語られていないので、
疑問が多く、妄想でしかないです。
レイコの親は?
これも、ほとんど語られていません。
ただ、
早く帰らないと、家の人に送られる、とか、
何となく、夏目と同じ境遇だったように
描かれています。
この時点で、レイコの親はいなかった
のではないか、
親戚をたらい回しにされていた?
名取の動くヤモリのアザ
これも、本編では、意味ありげに出てきますが
理由は、本人含めてわかっていない様です。
ただ、
左足だけには、行かない。
夏目に問われた、的場は、
”それは、そこがそのうち失くなるから”
と答える。
かなり多くの場面で、使われているので、
どこかで理由が解明されるでしょう。
結論
2003年から、20年連載されているが、
(月刊に移り連載頻度は下がっていますが)
続いています。
夏目友人帳ファンは、この世界観を楽しみに
していると思います。
ストーリーの展開で、
今後、語られていなかったことも語られる
かもしれません。
最新の29巻が出る前に、コミック版28冊を
読んでおきたいと思います。