はじめての「トップガン・マーベリック」ガイド

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はじめて、トップガンを見る方へ。本作品は、本当に最高の映画ですが、戦闘機映画であるため、軍事用語を知らないとなぜ?が多く、内容が理解できないと思います。簡単ですが、本作品をより楽しんでもらうために、基本的な基礎知識を説明します。
本作品は、1986年に大ヒットしたトップガンの続編です。続編と言っても、作中でも30年以上後の話となっています。こんなに時間が経った2作目は、今までほとんどなかったし、駄作に終わることが多いですが、非常に良くできています。尚且つ、1作目への愛を感じる作品となっています。
ぜひ、この基礎知識を入れ、絶対に1作目のトップガンを見てから、映画館へ足を運ぶことをオススメします。
吹替版も見ました。初めての方は、吹替版の方が映像に集中できるのでオススメです。

知っておいた方が良いこと

アメリカ海軍の階級

将校/士官
海軍大将:Admiral (ADM) アドミラル  → アイスマン
海軍中将:Vice Admiral (VADM)
海軍少将:Rear Admiral,Upper Half (RADM)
海軍准将:Rear Admiral,Lower Half (RDML)
海軍大佐:Captain (CAPT) キャプテン  →マーベリック
海軍中佐:Commander (CDR) コマンダー
海軍少佐:Lieutenant Commander (LCDR) ルテナント・コマンダー
海軍大尉:Lieutenant (LT) ルテナント  →ルースターほかTop Gunメンバー
海軍中尉:Lieutenant Junior Grade (LTJG)
海軍少尉:Ensign (ENS)

日本で言うと、取締役(トップだから社長かな)アイスマンと、部長級のマーベリック
課長か係長級のメンバー構成という感じですかね。
部長級と言っても、現場職としてのトップです。現場監督とかですかね。

戦闘機

F-14A トムキャット

前作、
トップガンでのアメリカ海軍主力戦闘機。
Fは、Fighter(戦闘機の略)
アメリカの空母艦載機で、複座機。
複座機は、前にパイロット(操縦士)が座り、
後ろに、ナビゲータ(レーダー迎撃士官)が、
ミサイルなど兵装を担当することで、
負荷を分散している。

主役であるマーベリックが操縦を担当し、
ミサイル発射等は、後席のナビゲータの
グースが行なったが、
パイロット自身の判断でも、機関砲(ガン)や
短距離ミサイルは打つことができる。

F-14は、可変翼を持つ戦闘機であり、
低速では、羽を広げ、
高速および戦闘時には羽を
格納し、空気抵抗を抑えることができます。

すでに、アメリカ海軍での実戦配備は、
2006年に終了しています。

F/A-18 スーパーホーネット

今作、
トップガン マーベリックの主力戦闘機。
現アメリカ海軍/海兵隊の主力戦闘機であり、
空母艦載機。

F/Aは、
Fighter(戦闘機)とAttacker(攻撃機)
が兼用できる機能がある機種。

単座機と複座機があり、
18Eが短座、18Fが複座という呼称。
本作品でも、
単座の、F-18E
(マーベリックや、ルースター機、
 ハングマン機)
ナビゲーター(レーダー迎撃士官)
を載せた、F-18Fが使われている。
(フェニックス+ボブ機、
 ペイバック+ファンボーイ機)

最後の作戦時は、
マーベリックとルースターが、
単座(F-18E)で、

フェニックスとボブ、
ペイバックとファンボーイが
複座機(F/A-18F)出撃している。

P-51 マスタング

第二次大戦終盤に投入されたアメリカ海軍機。
戦争序盤優位だったゼロ戦も戦争末期では、
性能、航続距離の勝るムスタングにほとんど
打ち落とされていた。

ちなみに、
本作品のマスタングは、トム・クルーズ
所有している自前の機体を撮影に使用した
そうです。

敵の第五世代戦闘機

モデルは、ロシアのSu-57と言われています。
第五世代戦闘機で、F-22や、本作でもチラッと
写っているF-35などと同じステルス性能
(レーダに映りにくい機体設計)を有した、
最新戦闘機。

F-35Aは、日本の航空自衛隊も導入し、
実践配備されている機体です。

F/A-18は、第四世代戦闘機で性能が劣るが、
軽量で旋回性能等小回りが効きます。

本作でも、マーベリックは、
ミッションに適した戦闘機は、F-35でなく、
小回りの効くF-18を選択すると言っています。

空母(航空母艦)

カタパルト

戦闘機が空母から発進する場合、
空母上で、短い距離で加速するために、
レール状のパイプ内のピストンを圧力をかけた
蒸気で戦闘機を一気に押し出す射出機。

ピストンに戦闘機の前輪のフックを引っ掛けて
押し出し、一気に30tの機体を2秒で、
300Km/hに加速し、空母から発艦させる
ことができる。

本映画でも、空母上で、発進前の戦闘機の
前輪フックを引っ掛ける場面が、
大写しになり、発進と共に水蒸気が
舞い上がるのがわかります。

また、
カタパルト発進すると、空母から離れた時に
衝撃が多いため、パイロットは、飛行操舵
(フライトスティック)に手をかけていると
離艦時の衝撃で、飛行操舵を動かしてしまい
機体制御を失う可能性があります。
このため、
パイロットは、カタパルト発進時には、
飛行操舵から手を離しておくようです。
本映画でも、
マーベリックは、発進時に右手を計器枠を
掴んでいるのが映っています。

スタジオでのモック撮影ならば、そんな細かい
再現より、見た目を気にしてしまうのでは
ないでしょうか。
そんな細かいところも、実機を使って撮影して
いるからこその再現だと思います。

ジェット・ブラスト・ディフレクター

空母の飛行甲板上に設置され、カタパルトの
スタート位置の後方で、戦闘機のジェット噴気
から、後方の作業員などを守るために、
壁を作って守る仕掛け。

本作でも、
発艦のためカタパルトフックを掛けたら、
保護板がせり上がるのが映ります。
その後、
ジェットをフルパワーにし、飛び立って行く。

アレスティング・フック

戦闘機が空母に着艦する時には、
空母の短い甲板に着陸する必要があり、
着陸時、戦闘機のお尻から
アレスティング・フックという
カギ付きの棒を垂らして、
空母の左右に張ってあるワイヤに引っ掛けて
急停止する装置です。

第二次大戦時から、
使われている空母着艦方法です。
短距離で停止できるのがメリットです。
逆に
着艦技術がないと、ワイヤーを引っ掛けられず
海に飛び込むこともあります。

エマージェンシー・バリケードネット

通常の空母への着艦は、
アレスティング・フック
アレスティング・ワイヤを用い着艦しますが、
故障など緊急事態が起きた場合は、
空母の左右からゴム状の簾を張って、強
引に停止さます。

本映画では、最後、
前輪が破損したF-14戦闘機を
このエマージェンシー・バリケードネット
使って緊急停止させています。

その他

フレア

ミサイルから戦闘機を守るための回避用の
おとり弾。
赤外線ミサイルは、赤外線で熱エネルギー
(ジェット出力)を捉えて向かって飛んで
きます。
これを回避するために、
おとりの熱源弾を放出し、
敵ミサイルの目標を間違わせ回避します。

本作品でも、
ミサイル回避にフレアを放出しています。
機体の後方から、
花火のようなものを放っているのが、
フレアです。

レーザー誘導ミサイル(トマホーク) 

対地攻撃用ミサイル。
レーザー誘導で、
照射されている目標に向けて飛んでいきます。

本作では、2機ペアで、
先頭は単座機で、
1発目を自分でレーザー誘導し目標を照射し、
命中させます。

後方の2機目は複座機で、
後席の兵装システム士官
(Weapon System Officer : WSO)
がレーダー照射し、ターゲットを固定し、
パイロットが、ミサイルを発射します。

レーザー誘導ミサイルは、
レーザーを照射された目標に向かっていく
ため、ミサイルを発射した後も、レーザーで
ターゲットを細くし続ける必要があります。

SAM(Surface-to-Air Missile)

地上から、飛翔物に対して攻撃をする、
赤外線追尾の対空ミサイルです。
赤外線追尾なので、フレアを射出することで
逃げのびることができます。

ブルズ・アイ

命中を意味します。
ミサイルが、目標を撃破した時に、
司令部が、”ブルズ・アイ!!”と叫んで、喜んでいます。

元々は、
ダーツなどの的の中心部をさす意味で
使われています。

軍事用語では、
作戦時の目標点として使われていますが、
命中点や、命中したことにも使われています。

ロックオン

射撃管制装置が、ミサイルなど、敵機や対象物
を、照準内に目標をとらえること。

ドッグファイト

戦闘機同士での近距離戦闘のことです。
後方につけたほうが有利(生死を分ける)ことになるなるため、お互いの飛行技術を駆使して
どちらが、後方から攻撃をかけるかの戦いを
指します。

本作でも、
マーベリックは、後方を取られても、かわしてさらに後方にアクロバティックに回りこんで、回避している。

第二次大戦~朝鮮戦争ぐらいまでの、
航空戦闘方法でしたが、
現代戦では、遠距離からレーダーで認識し、
ミサイル攻撃が主力となり、ドッグファイト
で戦うことはほとんど行われなくなりました。

最近のニュースでも有名になった最新鋭のF-22
戦闘機は、400km以上先から、敵機を捉える
ため、視認できないうちにミサイル撃破する
ことができます。

レーダー性能と、
レーダーに映らないステルス性が、
全てを決するようになっている。

最近の情報戦では、
自分自身のレーダー情報に加え、
衛星、地上レーダー、早期警戒機などの
情報を統合し、戦闘機に送信されるため、
より早期に敵を見つけることができ、即座に
攻撃することができます。

アフターバーナー

ジェット機の排気に点火することで高い推進力
を得られ推進方法です。

ただし、
燃料消費が激しいため、離着陸時や戦闘時に
のみ使われます。

感想(ちょっとだけネタバレ)

映画開始とともに、
見慣れたトップガンのオープニング?
いや違う、艦載機が、F-14Aじゃない!!
F/A-18Fだ!!
そして、
空母上で発進準備の映像に
DANGER ZONE”のテーマ曲が流れる。
ほぼ、1作目と同じスタート。
空母からの発進シーン、鳥肌が立ちます。

1986年に
映画館で見た時の記憶が蘇ってきます。
あれから、
36年も経ったのに、全く色褪せていない。

テーマ曲が終わりマーベリックが、
最初に出てくるのは、自分の家(?)にしている格納庫。
朝食を食べながら、
後ろにあるのは、P-51 マスタング

現代の戦闘機と、第二次大戦時の戦闘機を出してくるのは、憎い演出です。

現在、
マーベリックは、功績も実績あるにも関わず、
昇格も昇進も拒否して、
まだ、大佐のままです。
自分は、
海軍戦闘機乗りでいたい、という理由からですが、残念ながら、海軍はそうは思っていない。
ここら辺は、
会社人生を映し出している感じがして、
切ないです。

きっと同世代(1作目TopGunに熱狂した世代)
は、ちょうど年齢的にリタイヤの決断時期に
差し掛かっているのではないかと思います。
そのあたりの気持ちに共感したことも、
大ヒット要因かも知れません。

最新鋭の超音速ジェット機で、
マッハ10を出すプロジェクトの
テストパイロットとなっていた。

実績の出ていないマッハ10プロジェクト予算
を、ドローン開発に切り替えられるのを阻止
するため、強引にマッハ10は出したものの、
さらに加速し、
エンジンに負荷がかかり機体がもたなく
なり、爆発炎上、機体を破壊してしまった。

脱出したマーベリックが、どこかの田舎町の
賑わっているレストランに耐圧フライトスーツ
のまま現れ、
お客全員が奇異の目で見つめる中、
コップの水を飲み干し、
”ここはどこ?”と尋ねると、
子供が、
”地球”って答えるコミカルさもしっかりある。

1作目で共に戦ったライバルで
ウィングマンの、アイスマンは、
大将で、太平洋司令長官に昇進していた。

本来ならば、マッハ10プロジェクトの責任を
とって、リタイヤ勧告されるところを、
アイスマン大将の推薦で、
再度、Top Gun教官に推薦される。
アイスマン役のヴァル・キルマーは、
 数年前、喉頭がんにより、声を失った。
 それでも、
 音声アフレコしながら役者を続け、
 最近は、最新のAI発話機で音声を取り戻した
 とのこと。
 トムは、第二作目制作に当たり、
 ヴァルの出演を必須条件としていた)

カバーがかかったオートバイは、
1作目で滑走路端を爆走した
Kawasaki NINJA GPZ-900R
(本作品も、Kawasaki全面協力で、
 NINJA H2
 にアップグレードされています。)

本作でも、
Top Gunに召集され教官としてミラマー基地に
行くときに、
前作と同じように爆走します。
(1作目とは反対方向の爆走です)
約30年後の続編である現在のマーベリックの
状況を見事に、開始20分で描いています


自分の無謀さから発生した不慮の事故で、
かつての相棒で親友であり、ウィングマンの
グースを失い、ずっと自分の
せいであると自省しながら生きてきて、
ルースターを自分の息子のように見守ってきた
ことがよくわかります。

グースの奥さん(メグ・ライアン)が、
亡くなる時、
ルースターをパイロットにしないで
と頼まれ、
ルースターの海軍兵学校志願申請書を破棄したことがある。

ルースターは、このためにスタートが4年遅れたことを根に持っており、
さらに、
父は、マーベリックを信じたために死んだ
のだと思っていました。

教官としても、親友の息子としても、大切な
ルースターを失いたくない気持ちの板挟みで、
苦悶していました。

ルースターが、
バーのピアノで弾いていた曲は、
前作で、グースが弾いていた、”火の玉ロック
でした。
それを見たマーベリックは、
親友のグース、奥さん、そして幼いルースター
をピアノの上に座らせグースがピアノを弾いていた楽しい記憶が蘇る。
(本作中では、回想シーンとして、
 前作のトップガンのグースの弾く
 火の玉ロックのピアノ演奏映像が使われ、
 そこには、
 若いグースの奥さん役メグ・ライアン
 チャーリー役ケリー・マクギリス
 写っていました。
 グース役のアンソニー・エドワーズ
 実質、出演と言っても良いと思います。
 せっかくなら、ちょっとだけでも
 出演させればよかったのに?
 と思ったのですが、
 
 監督は、インタビューの中で、
 旧キャストの出演は、アイスマンだけで
 十分だと考えていたようです。
 旧キャストの出演が多いと、新鮮味が
 薄まってしまうと考えていたようです。
 このため、
 回想での映像出演だけとなった様です。)

前半では、
マーベリックの現状と、Top Gun教官になり、
グースの息子ルースターとの
ギクシャクした関係をうまく表しています。

恋仲になった、ペニー・ベンジャミンは、
突然、現れたように見えますが、
前作”TOP GUN“の、最初に上官スティンガー
に呼び出された時に、
上官から、
”司令の娘にも手を出した”と言われた時、
グースが、
ペニー・ベンジャミンのこと?
と聞いていました。
ここでも、前作の流れが繋がっている。

また、
本作中ペニーとの会話でも、
何度もよりを戻して、
別れたことを言っている。

以前、
F-18の後席に、民間人のペニーを内緒で乗せて
飛び、バレて編隊長を降格させられた上、
前線に送られたと言ってます。

そして、
デートの後、送りに行って、家に招かれ、
また、よりを戻してしまいます。
そこに、
友達の家に泊まってくるはずのペニーの娘が、
帰ってきてしまい、
慌てたペニーは、マーベリック
娘に見られないように2階の寝室の窓から、
出るように言います。
ところが降りたところに、娘が1階の窓越しに
見ており、
今度は、ママを傷つけないでね”と言われる。
バツの悪さと、娘の気持ちでほろっとなる。

窓から出る際、マーベリックは、ペニー
さらっと愛の告白したのですが、
後の娘の一言が、心に響きます。

アイスマン海軍大将の推薦で、
TopGun教官になり極秘ミッションを遂行する
ことになっていたが、
チームは、エリート揃いで自己主張が強く、
マーベリックの気持ちと一体になれていない。

そんな時、
ガンで余命いくばくもなかったアイスマンが、亡くなる。
これにより、
アイスマン大将の後ろ盾をなくし、
TopGun教官の任を解かれかかる。

それでも、
この難攻不落のミッションで、誰も死なたく
ない、自分が直接率いてミッションを
成功させるのだと強く訴えた。

後半は、映画館で是非見てください。
絶対に感動する作品です。

なお、
字幕版だと戦闘機の速い動きとパイロットの
画面がくるくる変わる中で、
字幕まで読むのは、かなり、目をあっち、
こっち動かさなければならず、
映像に集中できません。

結構、
画面に引き込まれ、字幕を読めない場面も
ありました。
映画一般にそうですが、
字幕には文字数が限られているため、
微妙な気持ちは字幕だけでは伝えきれない
ことが多いです。
(字幕作成の方は、少ない言葉でわかるように
 苦労されているプロだと承知していますが)

このため、
初めて見るなら、映像に集中でき
日本語で微妙な気持ちを感じとれる、
吹替版をおすすめします。

とにかく、
手に汗握る、
久々のザ・ハリウッド映画といえる映画です。
前作は、ストーリーも、作戦も、ちょっと?
というところはありましたが、
トップガン・マーベリックは、
全て完璧にまとめ上げた作品
といえます。

ストーリー比率
前作 トップガン
恋愛   :40%
チーム  :30%、
父親   :10%、
戦闘   :20%

今作 トップガン・マーベリック

恋愛   :10%
チーム  :30%、
ルースター:20%、
戦闘   :40%

意外に
前作は戦闘シーンは少なく、
ラブロマンスが大きく占めた映画と
なっていました。

前作では、
若かったのでラブシーンが長かったですが、
今回は、年相応ということで、
リアルなラブシーンではなく、
雰囲気だけで十分伝わりました。

ストーリー展開も
次から次で最後まで飽きさせず、
前作に比べストーリーバランスが
非常に良い
です。

前作も社会現象になり、全米興行一位をとった映画です。
今作も間違いなく、
前作以上に全米興行一位を獲得すると
思います。

脚本も、ストーリーも、映像も、音楽も
全て洗練されています。

何より、役者が実際にF-18に乗って、
撮った前代未聞の映画です。

今流行りのCGをほとんど使わず、
役者が本物の戦闘機に乗って撮った
トムのこだわりの映画ですので
迫力が違います


現代のCG技術は進歩しており、
本物と遜色無くなっています。

それでも、やはり
本物から伝わる迫力は違うのだ
と感じます。
(G(重力加速)による顔の歪み、
 息苦しさの苦悶の表情、
 実際のエンジンの音、
 微妙な差がリアルさを伝えてきます。)

F-18に乗っている時は、
役者はヘルメットを被り、
エアーマスクをしているので、
誰が誰か、認識しづらいです。

ヘルメット塗装パターンで認識するのですが、
本作品では、わかりやすいように、
全員のヘルメットの上に、
それぞれのコールサイン名
(マーベリックとかルースターとか)
を書いてくれています。

それでさえ、
高速で移動する戦闘機シーンでは、
認識しづらいです。

こうしてみると、
前作”TOP GUN”は、序章で、
今回の”TOP GUN MAVERICK”が、本編
という位置付けなのではないかと思います。

個別でも楽しめますが、
通してみると、
”マーベリック”の人生の物語
となっています。

久しぶりに、
何度でも見たい
最高のエンターテイメント映画です。
本当に、映画館で見るべき、
映画館でしか味わえない、
ど迫力な映画となっています。

あのオープニングの”デインジャー・ゾーン”は、
何度見ても飽きません!!